『海外に住めば英語は出来るように成る』は本当か?5年間カナダに居座った僕が体感したTOEICとかの意味

英語

突然ですが本日より英語圏に住む僕が学ぶTOEICについてのブログ『TOEIC860点達成するまで辞めないブログ』を始めさせてもらう事になりました。

ちょっとこのブログを始めるに当たって、僕が英語圏に5年住み“海外に住めば英語が喋れるようになるか?”の僕なりの真相を完全実体験を元にちょっと書ければと思います。

加えて、『20代でカナダの永住権を獲得し、日本とカナダを行き来し活動するWEB制作者』という、まぁなんとなくいっちょ前というか、華やか?に見える印象からでしょうか、やっぱりなんか僕のことを凄い人扱いして頂ける人は多いようで、超ビジネス英語バリバリなセナさん像が出来上がってるらしい話も聞き、正直このまま放置しておいた方が美味しい気もするのですが、折角なので今日はその想像も木っ端微塵にしてしまおうかと思います!

たぶん、バンクーバーのうぇぶ屋で英語について触れる最後の記事だと思うので、もし良ければお付き合い頂けると嬉しいです!

 

まず僕は日本人の前で英語を使うのが大嫌い

もし、英語という言葉に対して一番敏感というか神経質なのはどの人種?と聞かれれば、即座に僕は日本人だと答えます。

もはや数年前の事になりますが、僕がブログやSNSで英語使っていた時期があるんですが、いやーーーーーーめんどくさかった!

完全に『伝わればそれでオッケー♪』な英語を使いまくってる英語に対する意識が超低かった僕が悪いんですが、ちょっと前置詞間違ってるからヘボだとか、そんなヘタレな英語使わないでください恥ずかしいですとか、こういう風に言い換えた方がいいんじゃないですか?とか。いや、確かに指摘された箇所全部確かにその通りだったので、僕の英語ヘタレだからいけないんですが、そんな親の仇みたいに間違ってるとこ指摘しなくっても・・・と凹んだのを覚えています。

別にオンラインだけの話じゃない、実際バンクーバー住んでても僕の英語をなんか補正しようとしてくれる方々はほぼ日本人。おまけに、人によって指摘することも大分違うし、正直日本人の『この英語が正しい』を全部聞いて回っていたら一生英語で会話なんぞ出来んやん!ってのが正直な印象でした。っていうかぶっちゃけ面倒くさくなりました。

生活出来ればそれで良くね?完全正解な正しい英語なんかあるんですかね?って言うのが僕のそれまでずっと言いたかったことでした。

まぁ大分考えが浅はかだったと後になって思い知るんですが…

 

そんな僕がとりあえずTOEIC受けてみました

マンガの方で以前書かせて頂きましたが、日本のクライアントと話ししてた時にTOEICの話しになり試しに受けてみたことがありました。

結果はもう人目に出したくないくらい散々… 4年間とりあえず“生活できればいっしょ”って言いながら英語圏で生活した僕のTOEICスコアは465点… 流石に泣けてくる点数でした。同時に、周りで「英語が喋れない〜」。って言ってる人たちが600点とか800点とか取ってるのを考えると大分『???』ってなりました。

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もう、英語って何よ?って感じです。今までどや顔して友達とかにバンクーバーを案内して、ちょっと英語で友人紹介したりしてドヤ顔を「どやっ!」て言いながらしていた自分を思い返すだけで赤面物ですよ、どうしてくれるんですか。あー恥ずかしい穴があったら入って埋まりたい…

 

“海外行けば英語が喋れる”って真実のようでちょっと誤解あるよねって話

海外行けば英語が喋れるようになる』と勘違いするパターンってつまり僕です。勘違いって書くとなんか悪くに聞こえちゃうんですが、生活できればそれでOKって事では正しい。別に正しい英語使わなくても、相手に気を使わせる事になろうとも、意味がちょっとくらい違って伝わろうとも、別に結果として困らなければいいじゃん。って開き直ってる人たちの事ですね。こんなん別に1年とか2年とか居て、逃げ出さなければなんか勝手に喋れるようになります。僕自身、友達と駄弁るくらいのレベルで別にいいや、勉強嫌いだしーみたいなノリでした。

しかし、残念ながらビジネスの場になると色々無理、相手に失礼があっては成らない/気を使わせてはならない場面になると途端に弱くなります。っていうか僕自身逃げていました。実際僕の英語は『変』だといろんな人に言われますし、同僚ならまだしも仕事先の大事なコンペとかだと自己紹介だけしてハイ終わりーって事もありました。出してもらえない事も多かったですハイ。

日本で外人が『ワタシ日本語ツカエルダカラ友達ナル』とか片言で言ってるの聞いたら、友達になろうとは思うかもしれませんが、この時毎回頭の中で「あーたぶん、こいつ“私は日本語が使えるから友達になりましょう”って言ってんだな」って変換しなくちゃいけない。まぁちょっと面倒ですよね。会話が途切れることにもなるし。気持ち入れて会話なんかできません。(あと外人が日本語使ってるとこみたら、日本人なら『おぉ!』って思ってくれても、その逆は無いですし…)

友達とか、同僚とかならこのレベルでいいのかもしれませんが、ビジネスの場となるとこんなんじゃ無理。

まぁ、しかし僕自身、英語使って友達と駄弁ったり、こっちの大学のContinuing Study Class(社会人クラスみたいな?)に通ってみたり、上司や同僚と一緒に打ち合わせに行ったり、とりあえず生活するって面で不便を感じた事は最初はあったけど今は無いと思っていました。

たぶん、ここが分かれ目なんでしょうね。

相手に気を使わせないレベルで間違いの少ない英語を喋る能力』と『ぶっちゃけ間違いだらけでもいいからとりあえず伝わればいいレベルの英語能力』の違い。これが、『きっちり理屈から勉強した英語』と『海外行ってみたらとりあえず喋れるようになってた英語』の違いなのかもと思いました。ここからは前者を『正確英語』後者を『不正確英語』としましょう。

で、いきなり僕の中の結論なんですが、海外行けば英語が喋れるようになるって意味は、この『不正確英語』程なら”海外行けば英語が喋れる”ってことの意味なんじゃねーかと僕は感じました。

で、ばっちりビジネスで英語使ってる人からすれば、僕みたいなヤツが英語使えますなんて言えば笑っちゃうわけですよ。だから海外に行けば英語喋れるって意見と、いやいやそりゃ無理だろって話に別れる。あとはパーソナリティの問題。

 

これじゃダメかな?と思ってTOEICの学校に通ってみた

というわけで、折角TOEIC受けたこともあったので、実はバンクーバーにあるTOEICの専門学校に通ってみました。英語の『理屈』の部分を勉強しに行くつもりで。

えーえー、当時4年程英語圏に住んでた僕はばっちり初級コースでしたよ。だって『不正確英語』だもん。

で、一ヶ月勉強してみて、この間もかなり色々とあったし、とりあえず勉強したんですが全部TOEICブログの方で紹介するので端折って、とりあえず200点くらいアップしたんです。

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一ヶ月勉強した中でちょっと後悔したのは、「もしもTOEIC(という名前の正確英語)を勉強したあとで留学してたら、もしかしてまた大分違った人生だったんじゃないだろうか」ってこと。

英語って第二言語の僕らからすれば”理屈”が必要だったんですね。結局人から本当に信頼される上での言葉遣いを学ぶためには理屈の部分って必要なんだなという結論に至りました。

 

TOEICなんかいらなくね?って言ってた僕に言い聞かせてやりたいこと

確かにTOEICに出てくる英語というか表現というかとりあえずつまんねぇー。ひねりも無いしこんな会話してたら超退屈で眠くなってしまうかもしれません(っていうか実際眠かったです)。生活できてればそれで良いよ、英語って伝わればいいだけじゃん。不正確だろうがなんだろうが伝われば正義!意思疎通できるかが全て!それが僕の英語の考えの全てでした。

まぁ、今でもあんまり考えは変わってないんですが『それが正確な英語を学ばなくて良いって理由にはならねぇ』と今なら昔の僕に小一時間くらい言って聞かせたいです。で、TOEICっていう超正確で教科書通りの教材は、めっちゃそういう意味での勉強になった。

ですが、とりあえず正確じゃなくっても相手に伝えようとしていたその猪突猛進なアホさ加減は自分で自分を褒めて挙げたい気もします…

 

というわけで作ったTOEICブログについて

バンクーバーにあるTOEICの専門学校でめちゃめちゃ実感したことは『いかに今まで僕が適当な英語だったか』ということ。そして、どうすれば『適当じゃ無い英語になるのか』ということが一番大きな学びでした。

そしてこの学校の先生たちが教えるTOEIC(っていう名の正確英語)がまぁこれが面白い。僕の英語なんか一刀両断されました。伝わるけどヘボい英語。それが僕の使う英語に付けられたレッテルでしたが、これを信頼される英語に昇華しようとマジで頑張って頂きました。

ここで教える先生達はカナダでこれまで1000人を超えるTOEIC受講者に授業をしてきて、一ヶ月で平均160点をアップさせる強者先生だったらしいのですが、ここで教えてくれる勉強は是非日本でもシェアしたい!とお話させて頂いた所『別にいぃよ〜』って言ってくれたのでブログにすることにしました。(実際には簡単じゃありませんでしたが、これは別のネタにしましょう。)

このブログではもちろんTOEICのスコアアップの事も書くんですが同時に、英語圏で信頼される英語を身につけるために、僕がこの学校で学んだこともドンドン書いて行こうと思っていますので、是非よろしくお願いいたします。

 

最後に「英語が喋れない日本人」に対する僕の見解

ここまでで、『不正確英語』から『正確英語』になんとか昇華させよう!って話をベースに書いてみました。しかし、矛盾しているかもですが『正確英語じゃなければ喋ってはいけない。』とは断じて、絶対、これっぽっちも思いません。
日本人は英語が喋れないと相変わらず言われます。カナダでもその印象は定着しちゃっていますが、その中の多くは僕から見たら喋れるのに喋らない人の集まりにしか見えません。実際、超多人種な語学学校(ESL)の留学生の話を聞いても、日本人よりぐちゃぐちゃな文法とか英語とか使う人は沢山います。グロービッシュどころの騒ぎじゃないレベルの英語を喋る人種もいっぱいです。でも、彼らはそのぐちゃぐちゃな英語であろうが自信を持って口に出します

この差がデカイ。

結果として、文法とか単語とか知ってても正確な英語しか口にしようとしない喋れるけど喋れない日本人と、下手でもいいから口にしようとする文法ぐちゃぐちゃな外国人の落差が生まれ、日本人は英語が出来ないというレッテルに結びついている場合は傍目から見てて多い。『正確英語』を知っていても、口にしなければそれはゼロなんですよ。

あとついでですが、英語喋る日本人って『英語が喋れる自分』にプライド持ち過ぎな人が中には居ます。凄いのは分かるんですが、そのプライドの高さが更に周りの”英語勉強しなくちゃ群”の敷居を上げてる人も多い気がします…。

正直「何があっても正確な英語を喋らなければならない」という脅迫概念みたいな物がある人も多いんじゃないでしょうか?もしくは、そのほうが教材とか売れますしねってことで、そう印象付けられてることも多いんじゃないでしょうか?正確な英語喋れるのにこしたことは無いからそれは間違ってない、全然間違ってないんですが僕はその脅迫概念が英語喋れない日本人って世界的な印象を作っちゃってる気がします。必要だと思った時、正確英語勉強すれば良いって選択肢があってもいんじゃないでしょうか?

ぶっちゃけ、人と英語でそれとなくコミュニケーション取るって意味では、中学英語が分かってれば全然可能です。それを幼稚と呼ぶ人も中には居るでしょう。ですが僕はよく、英語って自信あります?って問に対して、中学英語程度なら…って答えを聞きくと『あぁ、じゃぁバッチリっすね』って思ってしまいます。

ちなみに僕は留学当初英語のスペルの並びから覚えたような人間でしたが、渡航した時に教えてもらった2つの文章で大体なんとかしました。
『Can I have 名前』と『I would like to したい事』の2つの文章です。買うとき、お願いするときの2つですね。僕の場合の話なので該当する人は少ないかもですが、最初はこんなもんから僕はこっちでの生活を始めました。そんなんだからもう当初は恥のかきまくりです。何度も助けられました。恥なんかかきすぎてプライドなんてとっくに捨てちゃった気分です。

そんな感じだったから、正確英語は今の僕の憧れです。だからTOEICという分野から勉強を始めます。しかし、何度も書きますが不正確英語がダメだとは全然思いません。強いて言えば、英語圏での無口はその場に存在しないのと一緒です。大学の授業だろうが、打ち合わせだろうが、間違っていようが何だろうが口にした者勝ちと思えることも、僕は一つ大事な英語力だと思います。

あと、もちろんTOEIC押し付ける気もありません。ぶっちゃけここの記事で書かせて頂いたように『英語が喋れるようになった』って思う人って何がキッカケかわかりません。『これが絶対の英語勉強法!』なんてこの世に存在しないもんだと僕は思っています。国外で英語力を証明したいのであればIELTSとかの方が難易度も、世界での英語の証明力も高いだろうし、人それぞれやり方があるってだけですが、それでも『正確英語』が最終的には必要になる僕みたいな人は多いんじゃないかなって思いましたので記事にさせて頂きました。

 

さて、いかがでしたでしょうか?

あと、カナダに留学した語学留学生とかが本気で英語学ぶ上で『これ良い!』ってなったサイトや情報は全部こちらのFacebook Pageで全部シェアしていくことにします。そりゃぁ英語圏で英語学ぶ日本人って必死ですからね、そういう情報ならはいて捨てる程あるだろうしってことで、こっちも頑張って更新していこう…

例によってこれはあくまで僕の実体験です。例外となる人も多いでしょう。っていうか、それ以前に英語って言葉なんで、そもそも会話したいと思わせる人間か、やっぱりパーソナリティの部分が大きいのは言うまでも無いと思います。

とりあえず僕の数年間に及ぶ英語圏生活の中での結果として『海外に行けば英語は喋れるようになる』は正解のようで正解じゃない。求める英語によって全然変わるし、それは自分自身しかわかんないってことでした。僕の場合は昔は正解だったけど、今は不正解と言われて頑張って勉強してる気分ですね。ホント人生勉強尽くしです。

ぶっちゃけ、TOEIC860点行ったから正確英語が喋れるかって部分はまだ確証はありませんが、少なくとも僕が行った学校の卒業生とか見てる限りはTOEICって素晴らしいなと思えたので、これからも頑張って勉強していければと思います。

ってことで、今後このブログで英語についての事は書かないかな〜と思いますが、気になる方はTOEICブログの方をちまちま更新していくと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

それでは皆様、良き英語&TOEICライフを〜!

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