僕にとって前払いしてもらうことの意味の話とか色々

考察

久々になんか思った事を適当に書いてみる考察系記事でも書くかぁくらいのノリで思い出したんですが、僕はだいたい2ヶ月に一回くらいのペースで、日本からカナダに来た将来フリーランス志望なクリエイターへの簡単な講習(ていうか雑談会?)とかしています。

僕自身がカナダで5年間WEB屋として経験してきたことの共有を主としており、まぁ微力なりともカナダという国でWEB屋になるぞという人の後押しでも出来ればと思って始めたのですが、先日参加者の一人から出た『支払いのタイミング』についての質問をきっかけに「なぜ前払いさせるのか?」という内容の激論を繰り広げ、答えるのに頭を抱えまくってしまったので、良い機会だから僕なりの『前払い』に対する若干気持ち悪い熱意の話でもまとめさせてもらおうかなと思います!

少々白熱し過ぎてその時のテンションのまま書いてしまってますので、少し書き方が雑というか、言いすぎじゃね?って所も多いかと思いますが、基本僕の軸となる考えからは外れてないと思うのでそのまま書かせて頂きます。

あと、今回のお話は完全に僕個人の考えに基づく物ですので、正しいも正しく無いも無く、ましてや『どこぞの国で一般的!』というお話じゃ無いことをまずはご了承頂けると嬉しいのと、たぶんこれはこの街にいる日系WEB屋向け記事か何かになりそうな気がするので、なんかちげーなーって言う意見あって当然なんで、その辺も適当に軽くたんぽぽレベルにふらーっと流してもらえればと思います〜。

前払いってどういうイメージってー話

僕は日本のWEB業界を離れて5年以上になるので、今がどうかは分からないのですが、基本日本のWEB系やクリエイターの業界の成果物に対する報酬は後払いが多いように見えます。

フリーランスのデザイナーなんかは、後払いで報酬を貰う人がたぶん多数じゃないでしょうか?

もちろん、着手金と称して事前にお金もらっときたいのは山々だけど、交渉面倒だし、なんかお金にガメつい印象与えるのが嫌だとか、なんか色々理由は聞いたのですが、その辺の話はちょっと置いておいて、僕が考える前払いの必要性とはだいぶ差があるなと思い、ちょっと僕の考えでも聞いてもらえればと思ったわけです。

なぜ前払いして貰うのか?

僕は制作案件の場合は基本的に全見積金額の60%を前払いしてもらって残りを納品後に頂きます。この60%というのは僕の周りの人を見る限り普通というか、少ない方で、例えば知り合いのところのカメラマンなんかは75%。友人のWEB屋なんかは80%が前払い。もはや全額払えばいいじゃんと思えるレベル。

そして、これが相手が逃げられないように着手金もらうとか、そういう意味ももちろんあるとは思うのですが、僕はそれ以上にクライアントの問題解決が確実に出来るという根拠を提示出来ているかいないかの違い、それがこの“前払い”という制度にあると僕は考えてきました。それに当然、逃げられたくないのはクライアントも一緒だから、その理論だとクライアントだって前払いはしたくないに決まっています。

つまるところ

自分はアナタの問題解決が出来る人間だ、それは口先だけじゃなくこういう証拠、根拠があるからだ。

それを仕事の着手前に既に提示出来る状況を作れているかいないか。それがこの前払いしてもらえるか否かという分かれ道だと僕は考えて続けてきました。

お客は自分に何が出来るかを正確に理解しているか、また普段から理解されるよう勤めているか

たまに他のフリーランスWEB屋な友人知人を見ていて感じると言うか、僕が勝手に思っている事の一つですが。「私はこんなかっこいいサイトが作れる、こんな大きな会社を受け持った事がある。」が自分のブランドと感じている人がいる気がしますが、これらの実績は基本他の客にとってはあまり関係の無い話じゃないっすかね?どれだけ実績があった所で、受託案件である以上は目の前のお客が幸せになれなきゃ僕らの価値って無い気がするんですよ。

今やちょっと周りを見渡せば、規模の大きなクライアントを受け持った事があるクリエイターなんか履いて捨てるほどいますし、これら制作実績だけを提示して集客を行なっている以上は『(僕の考える)前払い』をして貰う事は難しい。

もちろん、ネームバリューのデカさ加減によるのかもしれませんが、とりあえずこの仕事に着手する前に成果を想像させる努力を怠っているフリーランスな人って実は多いんじゃないでしょうか?

仕事を受ける前に『全てを任せても良い』と思ってもらう努力を放棄しちゃいけないと思うだよ

当然、僕には僕の得意とする市場があります。「このマーケットに進出する以上、僕の存在は必要不可欠であり、僕抜きに成功はあり得ない。」と言い切るための努力をしてきました。

もちろん、口先だけで納得してくれるわけがありませんので、その根拠となる物は一体何なのか。どうすれば頷いてくれるのか、どうすれば仕事を受ける前に既に僕に何が出来る人間なのかを理解させることが出来るのか。

これを考える事を止めてはいけないと僕は思うのです。

もちろん、僕が得意とする市場においても、僕以上にその市場を理解し尽くしている人はごまんと居るでしょう。そういった人たちは僕以上に多くの時間を費やし、その市場での存在価値を高めてきている以上、僕以上にその市場での価値がある人間なんだと思いますが、僕には僕のかけてきた時間があるわけですから、当然僕も後には引きませんし、僕は僕でしか証明できない価値を作るだけです。それがブログだったり、メディアだったり、コンテンツだったり、技術だったりするっていうだけの話です。

例えばWEBデザインリニューアル案件

デザイン案件こそ、僕は前払いを徹底させるべきだと思っています。そりゃ大人の事情満載で仕方がなく後払いにせざるをえない事ももちろんあるでしょう。僕も全てが前払いしてもらっているわけではありません。

しかし、僕がここで書きたいのは『前払い必須化』というより、『前払いに至るまでの努力の必須化』の話。先にお金を出してもらうということ、または安心して前払いさせるという事は『安心して自分に全てを任せることが出来るんですよ』と思ってもらう事と、ほぼ同義であると僕は考えています。

そして、デザイン系の案件はとにかく、“その『デザイン』によって自分たちがどう幸せになるか”が見えにくいし、説得しにくい。
だからこそ、デザイン系の案件には他の制作とは比べ物にならない程の調査と分析が必要になる。

『今回のデザイン変更は過去の実績からこういう反応が見られることが予測されるからあなた達の問題を解決出来る。』
『デザインの改善により、あなた達はこうなる。それはこの調査と分析によって、容易に想像することが出来る』
『デザインは、アナタを幸せに出来る。それはこういう根拠の元に証明できる。』

僕が個人的にデザイナーに良し悪し、もしくはプロ or アマチュアの差があるとしたら、個人的にはこの部分に尽きる気がしています。

デザインを通して、問題解決が出来る事を証明出来る人

が、僕にとってはプロのデザイナーです。

“デザインを通して、結果として問題解決できた人

とは何か違うと、僕は感じます。

そして、これを証明することは普段からデザインを通して人を説得する努力を怠っていては到底不可能な事では無いでしょうか?そして、技術や表現だけを追求してもいけない事の一つ何じゃないでしょうか?

つまり、これらは過去の実績にあぐらをかいちゃ行けない物だと僕は思うですよ。僕はデザインの事を専門に勉強してこなかったディレクターですので、デザインに求める事なんかたった一つ。かっこ良さでも良い感じのレイアウトでも無い、そのデザインが誰かが抱える問題を解決する事が出来るか否かだけです。その他はよく分かりません。

僕にとっての前払い案件の魅力

『お金が先に貰える。』というのは、個人的にどうでもよかったりします。

お金を先に払って貰えるということは、僕が持っている経験や実績、そして日々繰り返す調査と分析、思考と錯誤における様々な結果を見て『セナならこういう未来が作れる』と思って貰えた事の証だと僕は思っとります。

そう思ってもらえた案件は、プレッシャーは凄まじいですが、ある意味僕にとっては非常に楽な案件になります。

相手は僕に全てを任せて良いと思ってくれているので、悪く言えば僕は好き勝手に仕事を進めます。良く言えばお客は口出しする必要の無い完全なる信頼を僕に寄せてくれています。

お客からの口出しが基本少ないから、スケジュールが詰まる事もほぼあり得ないし。基本僕は楽させてもらってます。

お客様と平等でいいのかなという疑問を持つ事

お客と僕ら作る側は平等じゃなくちゃいけない。みたいなお話をよく耳にしますが、何が平等で、何が上で下なのか理解してないまま言及してしまって申し訳ないんですが、言葉の重みや意思決定権を持つ方の立場が上という認識で良いのであれば、僕は正直に言うとお客より作る側の方が立場は上に成らなくてはいけないと思っています。

って言ったらいろんな人に怒られそうでマジビビリまくりなんすが、別にこれ書いたから僕のお客が減る事は100%無いと思うので、そのまま思ったままに書かせて頂こうと思います!

だって、ウェブを通して問題解決しようと金で依頼するお客と、ウェブを通して問題解決し続けてきて、膨大な時間を費やしてきた僕らWEB屋であれば、少なくともWEBを通して問題解決するキャリアも術も何もかもこちらが勝っていなければおかしい。

あと、時間はお金じゃ買えないんですってよく耳にしますが、お客は僕らフリーランスの時間を金で買っていますよね?通常、金じゃ買えない物を僕らは提供しているんだから、“金だしてるから言うこと聞け”なんか僕にとっては言語道断です。

だから、少なくとも僕はお客に対してへりくだる事は絶対にしませんし、基本口出しもあまりさせません。お金だって普通に先に貰います。
もちろん、希望や要望は全部耳にしますが、それが僕の中の根拠となる部分と少しでも相まみえるようであれば速攻却下します。アイデアは聞き入れますが、根拠の無い命令は絶対に聞きいれません。

なぜなら、僕が仕事を受けると言ったからにはその人の問題解決は約束されているからです。そう言えるようになるための努力全てが僕にとってはこの『前払い』という物に込められていると、僕はそう思っていますです。

あ、文中で書いた僕が得意とする市場がどこなのかは、僕がカナダで仕事してる理由の一つにもなっているので、日本帰ったらついでにお話します〜。

 

とまぁ、ずらずらと思いの丈を書いてみましたがぶっちゃけ僕から見てもまだまだ理想論です。そうなりたい、って部分もだいぶ大きいですし、もしかしたらなんかの拍子に「後払いがやっぱいいよねっ」てコロッと考え変えるかもしれないくらい、まだまだ煮詰まってるわけでもない僕の自己満の考えです。前途させてもらったよう僕も全部が全部前払いしてもらってるわけじゃないですし。日本からの案件については正直6割くらい後払いです。

しかし、少なくともこの考えを持ち、そのための努力を積み重ねた結果として、僕は残業ゼロ、週休3日をとりあえず続けています。そして余った時間を使い、更に他の『自分に任せれば成功は確実』と言い切る事が出来る根拠を作るための勉強や学び、情報収集やら分析やら学校行くやらの時間に当てさせてもらっているわけでーあります!まぁ、んなこと言い切れる事なんかこの先あるか分からんですが、出来る出来ないじゃなくて、ありえないと辞めちゃダメな事だと思うんですよ。

っていうか、読み返してみて思ったけど、なんか凄い自己中記事に見えてきた…イラっときた方普通に居ると思いますがマジすいません。

と言ってもこの考えを持つようになってから僕自身はだいぶ救われたんで、とりあえずこんなこと考えてるヤツも居るぜ共有だと思って貰えればいいかなと思います〜!

というわけで、皆様も良き前払いライフを〜。ではでは〜。

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