日本人が海外で必要とされるクリエイターになるため、求められるポートフォリオと心構えについて

考察

さて、Frogネタ、というより留学ネタが続きます。最近はFrogから日本もカナダも企業紹介までなんとか出来るようになってきて、本当にここまで長かったなと、僕は大して頑張って無いけど尽力してくれた仲間の顔を思い浮かべるととにかく涙浮かべるレベルで嬉しいんですが、同時に『こういう人が欲しい』だったりとか、『こういう人なら受かるのか』とか、そういうのが少しづつ、過去4年に渡って四苦八苦したり、四苦八苦してきた人達のそばにいながら知った事なんかを元に、どうにかこういにか人に伝えられるレベルで見えてきたので、今日はちょうど良いから記事にして共有させて頂ければと思います。

基本カナダにおける就職の相談に来てもらう人にはこう答えているという点を書ければと思うので、それでは行ってみましょ〜!

ポートフォリオに求める物

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デザイナー、デベロッパー、エンジニア、どんな人であっても必要なポートフォリオなんですが、過去の実績はあるに越したことは無いので、既に過去作った作品などあれば間違いなく載せるに越したことは無いんですが、残念ながら日本でこなした案件の殆どは、海外において知名度を持つ事は少ないため、どれだけ大きな案件に日本で携わってきたかは、そこまで重要だと思っていません。

なので、過去の実績を並べて『こんなの作りました』だけでは多くの場合物足りない事の方が多いのと、他にも気にしておくべき点っていくつかあると思っているので、今回の記事から提案させてもらえればと思います。

また、最近だと過去の実績が無くとも、デベロッパーやエンジニアならGithub、デザイナーならDribbbleやBehance等から外部の評価を受ける事は可能です。過去の実績云々ももちろんあるに越したことはありませんが、過去の実績が無くとも、クリエイターとして自身の評価を向上させることは、今の世の中なら可能なので、出来る限り作った物はオンラインポートフォリオとしても公開するなり人に見せるなりして、評価されることに慣れておいても良いかもしれませんね。

次に、実績以外にポートフォリオに載せておいたな尚良と思う点をいくつか挙げてみます。もちろん、働いてみたい会社が求めるスキルセットと、自分の能力がある程度マッチしている事は前提でご覧頂ければと思います。

良き学習者たる根拠

Good learner portfolio of evidence、みたいな事を誰かが言ってた気がしますが、間違いなくポートフォリオに含めて欲しい物の一つとしてあるのは、貴方が学びに対して貪欲であることの証明です。方法はいくつかあると思いますが、GithubのContributionsからそれを証明するという人もいますし、もっとアナログにMeetUp等で行われる勉強会へ参加した記録なんかも良いかもしれません、もちろん勉強会なら何を学び、それをどう活かすのかといった事が相手に想像出来るようにしましょう。

特に僕らの業界の場合、情報のアップデートが非常に早く、それにいち早く順応するための努力を、日頃からどのように行っているのかを相手に伝える努力は、間違いなく必要な要素の一つだと思います。

プロフェッショナルとしての日頃のアップデート

ブログ、Twitter、Mediums、Facebook、媒体はなんでも良いと思いますが、思っている以上に一緒に働く人は貴方のSNSの投稿やアップデートをプロプロフェッショナルの目線で気にすることになります。

面接の段階でチームプロジェクトに擬似的に参加させるという取り組みをしているような会社もあるので、こういったSNS上での投稿を見せた時に、この人がどんなパーソナリティを持ち、日頃何を解決しようとしていて、何を問題と認識しているのか等、チームメンバーが自分を知るための材料は多いに越したことがないと思うんですね。

多くの場合、チームとしてプロジェクトに取り組む以上、その人の人柄だったり、日頃意識している事だったりは嫌でも共有されてゆくものなので、こればかりは日頃からどれだけプロフェッショナルな視点を持つようにし、そのアップデートを忘れないようにしてほしいと思っています。

僕らWEB系の人間は得にですが、SNSはプライベートな情報を載せるためだけにある物ではありません。そこは僕らWEB屋にとってビジネスの土俵であり、プロフェッショナルとしての意見を発表する場でもあると、考えを改めても良いかもしれません。(どうしてもという方はプライベートアカウント別に取るとかしましょう。)

作品の見せ方

デザイナーに偏りますが、良く耳にする「これはやってよかった」という話の中に、自分自身の作品の見せ方や工夫を挙げる人は結構います。

そもそも、デザイナーとしては自分自身と言っても過言では無い程、情熱と愛情と思慮を重ねて来たはずのデザインポートフォリオが、縮小されて見辛いサムネイルだったり、縮小するにしても何の工夫も無くただ並べただけだったり、ポートフォリオで作品で見せるという行為自体もまた作品であるという意識は持つべきなのかもしれません。

パッション

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日本人に取って、パッションの伝え方の第一歩は非常に簡単だと思っていて、とにかくまずは喋ることです。もちろんただ喋れば良いだけではありませんが、その会社に、業務に、仕事に興味があるのであれば興味が出た理由を喋りましょう。だんまりが何よりダメです。黙らないために必要な事を全てやっておきましょう。

トンチンカンな質問をする事と、喋らない事であれば、後者の方が印象は悪くなりやすい事を自覚することから始めても良いかもしれません。もちろん、その上で自分が持っている熱意や取り組みたい事に対する意識を常に持ち、人に伝えられるようにすると良いと思います。

自分の要望を持ち、伝える準備

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海外において、自分と会社の立ち位置は基本的に平等です。『貴方の会社にいれてくださいお願いします』のマインドだけでは、事足りないシチュエーションにも多く出くわすでしょう。

例えば、いくつかの企業は実際の面接時に以下の2つの事を聞いてくる事があります。

  • 貴方の今後のキャリアプランを教えてください(この会社を辞めた後も含め)
  • 貴方が私達(会社)に求める事は何ですか?

これらの質問から、貴方が一体今後どうなりたいのか、何を求めていて自分たちと働くことでそれが実現可能なのかを見極める所も多いのですが、こういった質問は『会社に入れて頂く精神』だけ持っていては答える事は難しいでしょう。

もちろん、その会社が必要としているスキルセットや条件を満たす事は必要な事ではありますが、それと同じくらい、自分の意思と要望を他人に伝えられる準備も、怠らないようにしておくと尚のこと良いかと思います。

自分がなぜ必要なのかを説明する意思

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最も大事な物はコレです。企業が人を育てるという素晴らしい日本文化がもたらした日本人らしさの一つ、それは『受け身』だと思っています。

当然ながら、教育してくれる場所に身を置く事は良い事です。環境が人を育てるとも良く言われますし、僕もそう思います。しかし、だからといって自分から学びに行く事の重要性を軽視して良いという事にはなりません。

育てられる事にすっかり慣れてしまうと、育てる人が居る場所であれば咲き誇ることが出来ても、育てる人が居ない環境に身を置くと途端に弱くなる、それだけでなく、育てられる人が周りに居たとしても、自分が受け身であることを差し置いて、環境のせいにする人すらも出てきます。

それは仕事においても同じで、誰かに言われたことを遂行する力は、それはそれで大切な要素ですが、自分から何かを提案する力も、これまたどんな業種、職種の人間であっても必要なことです。

当然、面接時においても『私はこんな事が出来る。あなた達は必要としてくれますか?』これは一見普通に見えてただの受け身です。

『私はこんな事が出来るので、貴方達にはこんなメリットがある、だからあなた達からはこういう事を期待したい』これが本来あるべき姿であり、自然な姿だと思います。働く会社に期待する事が給与だけだとすると、それはあまりにも自分を安売りしすぎか、自信がなさ過ぎか、準備しなさ過ぎのどれかでは無いかと思うわけです。

そして、全員が全員、同じように空気を読んでくれるわけでは決して無いので、自分から常に提案し続ける姿勢を持ち続ける事は海外でクリエイティブな仕事をする上で間違いなく必要な準備の一つだと、僕らは考えています。

以上、いかがでしたでしょうか?

とりあえず僕がポートフォリオの相談を受けるときに、毎回言ってそうな事を書いてみました!

日本でのWEB系の就活は、もうかれこれ10年近く馴染みが無いのでなんとも言えませんが、応用出来る部分があれば是非参考にして頂ければ嬉しい限りです!

ちなみに、実際の海外就職した方の事例やポートフォリオ等は今後、許可を頂いた物に限り、Frogのブログでもご紹介させて貰えればと思っています。どういった人がどういった活動で実際に海外就職まで至ったか、是非今後のアップデートから参考にしてもらえれば嬉しいですねー。

レジュメやカバーレター、LinkedIn等の話はFrogのイベントでも良くやってるので、興味ある人は来てもらえればと思います。

それでは皆様、良きポートフォリオライフを〜!

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