円高ですよ円高。この前、知り合いの日本在住WEB屋が「いい機会だから」と、日本円で大量にフォントを購入していてました。
僕がカナダに初めて留学生として来た4年前は1カナダドルが120円くらいだったので。今の70円くらいなのが目の錯覚に見えてしょうが無い今日この頃です。(ちなみに、カナダドルって日本人に馴染み無いかもですが、日本からみりゃ米ドルと大体一緒くらいですかね。)
さてさて、先月有名フォントのことをまとめましたが、そんな円高に合わせてフォント大量購入な知り合いのこともあり、今回はその知人へのあてつけ(?)に「最近はフリーフォントもこんなにレベル高いんだぞ!」ということを伝えたいと思いましたので、そのまとめを書かせてもらいます。
……と、思ったのですが、有料フォントでも最近だと結構低価格で買える物もいっぱいあるので、僕の好きなシンプルめで強調しすぎない有料フォントも有名所を中心に一緒にご紹介させていただこうと思います。
選定は完全に独断と偏見ですが。これから購入を予定している物も含めて、前回の有名フォントの番外編的な感じでどうぞ。
僕が溺愛するシンプルフリーが嬉しいフォント達
Anivers
一見ただのゴシック調のフォントに見えるけど、一個一個のタイポに他には無い癖のあるフォント。フリーはRegulerのみ。
Eight One
丸みを帯びたシンプルフォント、かわいい感じの印象は色々な場面で活躍しそう!
CODE
ゴッサムっぽい印象を受ける使い勝手のよさそう。フリーフォントは2タイプのみ、キャッチコピーなんかで使えそうなフォントが好印象。
Delicious
Deliciousフォント。綺麗なフォントで細かい所にこだわりを感じるっす!
Satellite
なんて言うんですかねこういうフォント。すごいシンプルな細字なんだけど、なぜか印象に残る美しいフォント。
Fertigo Pro free font
なんとも言えない形状が特徴的な緩い感じのフォント。フリーはRegulerのみ。
Fontin Sans free font
サンセリフフォントだけど、気取った感じを受けない印象のフォント。使い勝手が難しそうだけど場合によっては結構はまりそう。
Merge
丸みを帯びた使い勝手のよさそうなフォント。Light版のみフリー。こういう丸っこいフォントで良い感じの物を探すのって難しい印象があるのですが、そうでもないですかね?
VDS
こちらも丸みを帯びたシンプルフォント。ちょっとポップな印象を受けます。
Novecento
フリーはWideタイプのみですが、気に入ったらRegulerタイプの購入も検討してはどうでしょうか?個人的にはRegulerの方が使い勝手よさそう。
Vollkorn
Cabin Font
Google Web Font Directoryにも掲載されているフォントですね。非常に見やすく、使いやすい印象のフォント。
Sketchetik
シンプルかどうかはちょっと微妙な所ですが、意外とこういうテイストのフォントってあんま見なかったのでご紹介。スケッチ系とかって結構ど派手なのが多いので助かります。Light版のみフリーですね。
シンプルで美しき有料 or 有名フォント達
Brandon Grotesque
沢山のサイトで既に紹介されているBrandonフォントですが、僕も大好きなフォントのひとつですのでご紹介。
Akzidenz Grotesk
いやはや、このフォントは実は有名フォントの記事で紹介するべきかと思っていたフォントなんですが、知ってて絶対損は無いフォント。
フォントブログさんの記事で知ったのですが、営団地下鉄の時代には欧文書体はAkzidenz Groteskが使われていたそうです。
AVENIR
これまた大御所。あまり詳細は知りませんが、AvenirはFrutigerの生みの親、Adrian Frutiger氏の作品だそうです。非常に洗礼された顔立ちは確かに面影がある気がしますね。
Bell
こちらも結構有名なフォント!僕は超愛用/多様しています。Mazda-UKで使われたことがあるなど、実績ももちろん、横幅を取らない上に、気取らない。使い勝手の良いフォントだと思います!
Caslon
Macなら標準搭載だったっけか。とりあえず僕のMacbook Proには入ってました。このフォントも個人的にお世話になってるのでご紹介。
あとは軽く流す感じで、これは知っとけよって怒られた(笑われた?)ことがあるフォント思い出せる限り色々。
Franklin Gothic
Minion
Perpetua
Walbaum
以上、いかがでしたでしょう。結構最近知ったフリーフォントも合わせて紹介しました。
フォントは本当に見ているだけで時間を潰せますね。ひとつひとつの書体から色々なイメージを思い浮かべては、自分の制作物に当て込んだ時にどういう風にみえるか、どういう印象を受けるか、どう見られるかを想像しながら楽しむ時間が僕は好きです。
もちろん、実際に使った時受ける印象とは大きく違ったりするので、伝えたいイメージを損なうことの無いよう適切なフォントを選ぶためにも、こういったフォントのストックは有名どころもフリーも有料も多く知っておくことに越したことは無いと僕は考えています。
もちろん、フリーであろうと、有料であろうとライセンスはちゃんとご確認ください。
あー、でもこういうの見てると、いつか僕も自分自身のフォントを作ってみたいなと考えますね。今度ちょっとやってみようかな。
皆さんも、良きフォントライフをエンジョイしてくださいませ。
※一個どうしても思い出せない…たしか、日本人が作ったフォントで、iPhoneアプリとかでそのフォント専用の時計アプリとか作ってて!すごいそのフォントも好きだったのですが、どうしても思い出せない!Evernoteにも書いて無い!うーん、思い出したら追記します!