僕を昔から知っている人はご存知かもですが、僕が以前書いていたブログはゼンッゼンだっれも見てくれないブログでした。その時のPVは覚えてませんが、確か月間1000PV無かった気がします。
確かに、このブログを立ち上げたのは7月。傍目からすればわずか5ヶ月しか経っていないように見え、「勢いあるねーっ」と言っていただけることが多いわけですが、別に技術力が何か特筆してすごいわけでも無い、ましてや職種はディレクターだけど経験が豊富なわけでも無い。そんな僕がブログを今の状態にするまでには、実は約1年以上の歳月を費やしてきました。
今日は、よくある記事になるかもしれませんが、その1年の歳月を使って自分が何をしてきたのか。さらにタイトルにあるよう、どうやって公開から一週間でPV1万超えさせることができたのかについて、僕なりの方法を一度まとめておこうかなと思います。
ちなみに、このブログは作って5か月が経ち、先日ようやく月間のページビューも10万PV超えを果たしました。
Facebook、Twitter、はてブに取り上げられるようになったのももちろんですが、そういった人気ブログのノウハウについては、「人気ブログも夢じゃない!ブログのノウハウが詰まりまくった記事まとめ * 男子ハック」こちらの記事に目から鱗が出過ぎるくらいの記事がオンパレードで泣けてくるので、是非こちらを参考にしてみてはいかがかと思います!
今日ご紹介する記事はどちらかと言えば、ぜんっぜん人気出なかった僕のブロガー人生を、どうやって月間PV10万を得られるブログにしたのかという、僕の苦悩の日々のメモ書きになります。
目次
- はじめに:全然人気の出無かった数年間
- ダメブログから学んだ、何がダメなのか
- Twitterで情報を流し続けた/分析し続けた
- どんな記事に興味を持つか、周りの人たちに意見を求めた
- 文章やタイトルを考えるとき、とにかく“共感”を考えることにした
- サイト公開後、Twitterが予期せぬ起爆剤になった
- いつの間にか情報収集も上手くなってた
- まとめると
- 追記/その他気をつけたこと
はじめに:全然人気の出無かった数年間
僕が今ちゃんと運営しているブログは、この「バンクーバーのうぇぶ屋」だけですが、それまで運営してきた個人ブログなども踏まえると僕のブログ歴は5年になります。たまに「Sennaはバンクーバーに行ったからブログが大きくなったんだよ」って言う人もいるんですが、それなら渡航した4年前から人気絶頂のブログが完成していたはずですので、ちょっと違います(英語記事を読むようになった点では否定しないですが)。
この4年の間にも、僕なりに色々な記事を書いてきました。が、まぁ全然人気なんか出なかったわけなんですね。まずはとりあえず、そんな数年書いてきたブログ/記事は何が原因で人気が出なかったのかをとにかく考えることにしました。
ダメブログから学んだ、何がダメだったのか
ここでいうダメブログは僕が4年間更新し続けた過去のブログのことです。慈悲の意も込めて書きます。ダメダメうるさい事をご了承ください。
当時の僕が考えた、ダメブログになるための必須7条
- 見出しが小さい、わかりにくいダメブログ
- タイトルがわかりにくいダメブログ
- 背景色と文字色が痛いダメブログ
- 重いダメブログ
- 自分中心な記事ばかり何言ってるか分からないダメブログ
- 無駄に長い記事ばかりダメブログ
- 役に立たない記事のオンパレードダメブログ
言い換えると
当時の僕が考えた、イイブログになるための必須7条
- 見出しがデカイ、分かりやすいイイブログ
- タイトルが分かりやすいイイブログ
- 文字が見やすい色相なイイブログ
- 軽いイイブログ
- 見る人の立場に立っているイイブログ
- 可能な限り簡素なイイブログ
- 役立つ記事のオンパレードイイブログ
ってことなわけだと思ったんですね。もちろんこういう自分のダメな部分を見直すために、本当に日本国内外有りとあらゆるサイトを見ては研究しました。自分には何がなくて、人気ブログには何が有るのか。友人にも聞いたりしましたが、面と向かって「お前のブログはコレが最低!」なんて言ってくれるひとってあんまりいないんですよね。やっぱり自分のサイトなら自分で研究するのが一番だと僕は思いました。
Twitterで情報を流し続けた/分析し続けた
このダメだーダメだーって言って悶々としていた時点で、デザイン面ではなんとなくですが、見やすい、伝わりやすいブログがいったいどんな物なのかが漠然と分かってきました。
次は中身です。見かけがちゃんとしていても、書く記事が必要とされないなら誰も見ないので、どんな記事が人に必要とされるのかを考えました。
……考えました、考えましたが、考えたけどわかんない物はわかんないんですよね。だって僕が必要だと思う情報や、必要とされるだろうと思う記事の書き方は全部、4年間人気ナッシングのブログを使って書いてきたわけなんですよ。この時点で僕の場合は、「自分が必要な情報=他人にとって不必要な情報」なのか、それに近いだろうなと思っていました。
そこで、僕の場合はTwitterを使ってどんな記事が人に必要とされているのか、分析を始めてみることにしたんですね。
とにかく毎日毎日毎日、沢山のサイトを見て、人気のありそうな記事、これから人気がでそうな記事をTwitterのアカウントで紹介し続けました。この時に、「あぁ、こういう記事はみんな必要としているのか」「こういう記事は叩かれるのか」「こういう記事は必要とされないのか」と、感覚値を磨いていった感じですね。
Twitterのフォロワーはこの時に増えていきました。僕はTwitterでフォローしてくれた人は逐一全部チェックして、繋がりを持てそうな人は全部フォローを返しているのですが、個人的にはこれも功を奏して、WEB情報に飢える沢山の人と繋がることができました。今はアカウント名も代わり、WEB系の情報は全てFacebookへ投稿しています。
(ちなみに、この時は記事のタイトルについても分析して行きました。その結果としてまとまったのがこの記事で紹介している物だったりします。)
どんな記事に興味を持つか、周りの人たちに意見を求めた
僕はもちろんWEB業界にずっと居たので、周りにはWEB業界の人で溢れているわけです、言い換えれば僕の作るブログのメインターゲットに囲まれて生きているわけです。
この人達に話を聞かない手はありません。どういうタイトルが興味を引くか、どういう記事の内容だと面白いと感じてくれるのか、WEB系じゃなくても人気のある記事全て、本当に軽く100人は超えるくらい聞いて聞いて聞きまくりました。
文章やタイトルを考えるとき、とにかく“共感”を考えることにした
たぶんなんですが、皆さんは既に“どんな記事が読まれやすいか”という事はご存知だと思うんです。なぜなら、僕の記事を見てくれている奇特な方々は、きっとその他沢山の良質な記事に触れてきているから。
ただ、僕自身ネット依存の生活を送って長いですが。僕の印象に残っている記事の大半は、僕がその記事共感したと感じる記事ばかりだと思うんですね。「この記事が言ってることは共感できる」、「この著者の考えには賛成できる」とか。
このサイト自体、まとめ記事が多いのにそんなこと言えるのかと思うかもしれませんが、まとめ記事一個にしても、各項目のタイトルの事だったり、冒頭、文末で加える説明だったりは、全てにおいて読者の共感を考えているつもりです。
サイト公開後、Twitterが予期せぬ起爆剤になった
元々「どんな記事が注目されるか」を分析するために使っていたTwitterアカウントですが、このアカウントでは、ほぼ毎日のようにはてぶ、Delicious、Facebook、Digg、Popurls.com。とにかく目につく全ての人気記事を全て投稿してきました。
その結果、気がつけばブログが大きくなるずっと前から、既に3000人のフォロワーが見てくれているアカウントに成長していたわけです。
このアカウントをフォローしてくれている人は基本WEB制作に関する情報を必要とする人たち。つまり記事に対して求める物が僕と似ている方々。更に言えば、僕が必要だと思う記事を書けば、反応を見せてくれる人たちとなっていたわけです。
これは本気で予期していませんでした。フォロワーはもちろん増えればいいなと思っていましたし、こちらからフォローさせてもらうこともしばしでしたが、このある意味、純粋なWEB情報投稿アカウントが公開後1週間で10000PVを得る仕組みになってくれました。
いつの間にか情報収集も上手くなってた
今この記事を書きながら思い返せば、この1年は本当にラッキーな事の連続だったように思います。何もなかった僕には、1年間かけて養った情報収集力/選別力という力強い味方を得ることになり、それが起因になり、自身のスキルも向上していきました。
更にラッキーなことに、その情報収集力が買われ実績を残し、多くの案件もカナダ国内で任されるようになり、所属していた会社/同僚からのサポートもあり移民までたどり着くことができました。
正直、ブログのアクセス数も、カナダで今やっていけていることも、この人に必要とされる情報なのか否かを分析する力をつけることができたおかげだと思っています。
まとめると
簡単なメモ兼まとめです。
- とにかく分析!自分が書こうとしている分野の人気ブログを見る!英語、日本語関係ありません。全部見る!で、なぜ人気なのかをずっと考えて理由をエクセルとかEvernoteとかにまとめた!
- 友人知人あらゆる人脈を使って、自分が提供できる記事を読みたいかどうかを分析する!なぜ、どうしてを繰り返し、全てがクリアになった時、人に必要とされる記事/情報が書けるはずだと思った!
- 記事作る文章はとにかく共感を得ることを考えた!記事タイトル、見出し全てにおいて見てくれる人の共感を得ることを考える!
- ブログ公開後のスタートダッシュの原因は自分と同じ情報を探す人たちとの輪が広がったこと!正直予期していなかった!
- 情報収集力/選別力で、世界は変わった!
追記/その他気をつけたこと
記事のタイトルはとりあえずちょっと大げさにするか、分かりやすい比喩を付け加えるくらいが丁度いいのかなぁと、色々な記事を見て思いました。下記にいくつか例として記載。
- あなたの作業を音速にするかもしれないWEB屋の作業スピードを上げるチートシート大量紹介
- 溺愛してやまない激オススメなシンプルフリーフォント、そして有料フォント
- WEB屋にありがちな発狂寸前のイラつきを軽減するツールと参考にしたサイト色々
もちろん、いつも記事を書くに当たって知恵を貰っている僕の周りにいる同僚、同業種、友人、知人、本当に沢山の人の助けがあって、このブログは成り立っています。そういった人たちが僕の周りに多くなったという点においては、バンクーバーという激フレンドリーな土地柄は確かに関係するかもしれません。
あとは、もちろん分析にそぐわないネタも投稿してきています。せなの絵日記とか、バンクーバーな記事とか、人気なんかでないかもしれないし見たい人は見るかもね♪な記事も沢山あります!このあたりは、とりあえず思いついた記事も全部投稿して言ってる感じですね!
以上、いかがでしたでしょうか?
アクセスアップやPVを増やしたいのは多くの人が望むことだと思いますし、その方法も人それぞれかと思いますが、僕がやってきたこの約1年間の事をまとめておこうかなと思ったのと、丁度来週このサイトについて、そして僕の情報収集の方法についてお話させて頂く機会があったので、ついでにまとめさせて頂きました。英語圏だとまた考え方は変わってくるんですがね…
何はともあれ、これが僕がこのブログを公開後、一週間でPV10000に、5ヶ月で月間10万PVにした経緯です。本気でメモ書きのような記事になってしまいましたが、何か参考して頂けることがひとつでもあれば嬉しい限りです!