今年ももうすぐ終わりっすよー。いやー、長かったような短かったような。やっぱ今年一年あったことと言えば今年はセミナーよくやりましたねー。5月〜6月に6箇所。12月に1箇所。たぶん来年も色々やるんだろうなと思うんですが、まぁこんなに人前で話しまくったのは久々というか初めてに近いレベルだったので緊張したり、変な汗が変な所から吹き出してきたりしましたわー。
で、特に今月の12月は初めての試みとして『個別相談会』成る物も開催したのですが、これがまた思いの外色々な発見があったんですね。それと同時に『みんななんでそう思うのかな。』って言うような疑問も幾つか挙がったんです。
今日はそんな僕が感じた『え?なんで?』って感じたことを二つ、ちょっと紹介させて貰いたいと思います。
『AかBか…』→『…いや、CでもDでもよくね?』
別に『山と海どっちが好き?』って聞いて『川!』って答えるようなアホな話とは違うつもりなんですが。
僕に対する質問の中で、とりあえず選択肢型の物が多かったんですね。で、どんな質問にしろ、その選択型の問の殆どに実はちょっと疑問を抱いたんです。別にその質問自体は良いんですが、例えば『高卒か大卒か、どっちが良いか。』みたいな?いや、そんなん高卒で成功する人間もいれば、大卒で成功する人間もいるっしょみたいな。むしろ中卒でも頑張ってる人いるよねーはははーwみたいな。そして僕に相談してくれる人がどっち側の人間かなんて分かるはずも無く、どーしよーみたいになることもそう。
もしくは海外に行くべきか、日本にいるべきか、みたいな。いや、そんなん海外で上手く行く人もいれば、上手く行かない人もいるでしょみたいな。なんかそういう、『僕が判断しちゃダメじゃん』みたいなそういう話。
なーんか凄い違和感があるなぁと思ってたら、僕なりの結論みたいな物が出てきたんで、それが正しいか正しくないかはどうでも良いとしてとりあえず記事にしてみようと思った次第です。
用意されるレールをたどることが正義というレール人間の話
この特徴を何と言うのか、なんかそれらしい言葉が思いつかないんで、普通にレール人間ってしましょうか。
例えば、今世の中的に用意されている代表的なレールが(僕の感覚ですが)、高校卒業して、大学行って、大企業に新卒採用で就職して、出世して、結婚して、子供出来て、ってパターン。そしてこのパターンをたどろうとする人は、別にこの方が最も幸せになれるからみたいな選択の方法では無く、最も世の中が必要としていそうだからみたいな判断で選んでる気がするんすよね。
更には、この道を自分の意思で選んだのなら良いんですが、他人や世の中に言われて選んだ人がちょっとヤバい気がしていて。そういう人は、誰かにレールを用意してもらわないと意思決定が出来無い。だから、『AというパターンとBというパターンのどちらが良い?』と誰かに用意してもらわなくちゃいけない。
当然だけど、世の中に生き方なんて千差万別色々ある。中には高卒でも大満足な生活を送る人もいるし、そういう人は大学は行かなくて正解だったのかもしれない。もちろん逆もあると思う。当然、海外に出ることがマイナスである人もいるだろうし、その逆もある。僕みたいな誰かが海外の方が良いよと仮に言ったとしても、それが自分に当てはまるかは自分自身じゃないと分からない。誰かが大学行った方が良いよと言っても、それが自分に当てはまるかは自分で判断する物だと思う。
更に問題だと思うのが、このA or Bのレール人間がそのまま偉くなった場合の事。レール人間は用意されるレールを歩むことが正義なので、それ以外を選択することは悪。つまりCやDといった選択肢を完全否定する。おまけにちゃんとした地位があるわけだから、それに従う人も当然多い。そしてレール人間の子は当然レール人間である事が多い。
たとえばAという方法でその人が成功したのは時代が後押ししたのかもしれないし、協力者が居たからかもしれない。それを判断するのは自分でしかないわけですが、Aで成功した人がいるならAというレールが正解だ!みたいな自分の考えがすごく希薄っていうか、そんな感じ?
誰かにレールを用意してもらうのが合っている人もいるだろうけど、もし用意してもらったレールを振り返って愚痴しか出てこないのであれば、それは誰かに用意してもらったレールが自分には合って居なかったという事かもしれない。でもそれでも自分でレールを探すことが出来ない人って正直少なくは無いような気がします。
以前もちょっと書きましたが、中には居酒屋のバイトってレベルの人でも国外に出る人だっている。そんな道の存在なんて、ここで言うレール人間にとっては言語道断、ふざけんなってレベルの道かもしれませんが、それで今に満足している人だって普通にいる。
少なくとも僕は自分の仕事や生活に対しての愚痴は殆ど出てこないし(これから出るかもしれないけど)、高卒であってもそういう生き方してる人だっている。
AかBの道しかみえていなくても、そのどちらかが自分の幸せに繋がるかは自分じゃないと判断出来ないし、世の中や誰かが決めることじゃないと思う。もしかしたらCの方が合っているのかもしれないし、Dの方が楽かもしれない。誰かがレールを用意してくれるのは考えなくて良いし簡単でいいけれども、誰も保証なんかしてくれない。っていうか完全保証な道なんか無いと思う。当然僕がココに書いたことが何かの保証になるわけじゃ無いし、助ける分けでも無い。
僕は20代の内に残業して夜遅くまで働くのは嫌だったし、これからもしたくないからAやBどころかZくらいの道を選んだ気がしますが、それでも自分の意思で決定してきたつもりです。
まぁ、用意されるレールを歩まなかった人と、社会不適合者との堺は実は曖昧なのかもと思わなくも無いですが(笑)僕は世の中が用意したレールから大きくはずれて本気で良かったと思っています。そしてもちろんそう思わない人だって当然います。
Aで満足した人はAが良いって言うに決まってるし、Bで満足した人はBが良いって言うに決まってる、Zで満足した人はZが良いって言う。結局決めるのは自分だよね?って事を認識した上でA or Bの質問をしてるのかなと疑問に思いました〜!ちゃんちゃん!
メリットの提示に関する話
僕らが外国人として海外に出て、何が一番だるいってやっぱ外国人であるって事なんですよ。普通に考えてカナダ政府であればカナダ人の雇用を促進したい中で、なんで日本人なん?ってメリットを証明しなくっちゃいけない。
結局、国外でやっていける人って言うのは外資系とか生まれとかを抜かすと『いかに自分がその国にとって必要な人間なのか。』を証明する行為に他ならないと僕は思っています。
そして、それが証明できた時に僕らは言葉では言い表せない達成感を得る分けです。とりあえず僕はそうでした。
で、そんな話をしていた時に『ぶっちゃけ相手にメリットが与えられる人間か、そうじゃないかの二択じゃね?』みたいな話をしたんですね。
例えば『英語が上手く成りたいから友達を作りたい』という一点に置いても、結局は『その人と一緒に居たら楽しい』というメリットを相手に提供出来た人間は上手く友達が出来るし、そういう事が頭からすっぽり抜けてる人はいつまで経っても友達が出来ない。もちろんそれを『楽しい』じゃなくて、『役立つ』、『勉強になる』、『刺激になる』。まぁ色々だと思いますが、基本家族でも無い限りの大半はメリット・デメリットで決まるとぶっちゃけ僕は外国人として生きてきた中では思ったわけですよ。
追記:結婚相手も一緒だわアホー!!って声がありました…すいません。
それで、その話をして驚く人が結構多かった。『新しい発見だ!』とか、『なんて冷たい!』とか言う人も居た位ですが、カナダで生活したいなら当然その人にカナダに対するメリットが無いといけないし、どこかに就職したいならその会社に対してのメリットが無いといけないし、更にはその証明をしなければ成らない。その証明が出来る人は時代がどう流れようが適応出来る、だって相手にメリットを提供出来るかが考えの軸なんだから、どんな時代だって相手に対するメリットは存在するでしょうからね。枯渇することが無い。
だからどんな時代であろうが、自分で誰かのメリットを発見し、提供出来る人はどんな時代でもそれなりに上手く行くって言う、なんかそんなアレが見えますw(アレが言葉にならない…)
そういう『相手のメリットを探す能力』を磨く場としては、海外は良い勉強の場だと思っています。だって自分のバックグラウンドなんてほぼ関係ないし、ゼロからのスタートどころか『なぜ外国人?メリット無くね?』っていう外国人というハンデを背負ったマイナスからのスタートになるんで、それをひっくり返せるメリットを探さないとやってられないw もちろん国内でもこれを意識してる人はゴマンといるのも知っていますが、全く意識してない人も中にはいるのかなと僕自身としてはちょっとした驚きだったわけです。
でも、どんな親友であろうが最初は一緒に居て楽しいからとか、そういうメリットがあった上での付き合いだろうし、メリット・デメリットが存在しない関係なんて家族位な物だと思っていますが、そんな感じでも無いんですかね?って言う疑問が二点目でしたー。
以上、如何でしたでしょうか?!
まぁ、ぶっちゃけどうでもいい疑問が2点並んだだけで、そんな学びになるような物では無いと思いますが、他にも疑問に思ったことは色々あったんですね。
例えば、僕は大学という所に『楽になりたいから行きたい』と思ってて、その意味は『僕が1時間かけて提供出来る物を5分で提供出来るようになりたい(そうすれば遊べる時間も新しい物が作れる時間も増える!ひゃっはー!)、そのためにはスキルも情報も、人脈も必要だろうから大学という機関で金掛けてそれを取得しに行く!』という考えが全く受け入れられなかったこともそう。大学って卒業した後の時間と会得した知識やスキルで得るであろう所得のために行く場所くらいに思ってたけど、どうも違うらしい。とか。
就職活動なんて、自分がその会社をどれだけ儲けさせられるか、または時間短縮に繋がるかが証明出来ればいいだけじゃん、楽勝じゃん。あははー、ってのだったり。
まぁ、もうとにかく色々ですねー。
レール話で言えば、例えば公務員なんてそうですよね。用意されているレールの中でも最も安泰そうだし、楽そうみたいな風習はある。僕はなったこと無いから全然これっぽっちも分かりませんが、実際Google先生に聞いてもそんな感じの回答が多いから間違っては無いと思うけど、中にはこういう記事もあったりしてて、仮にこの公務員レールがぶっ壊れた時、それまで公務員レールしか見てこなかった人たちは、果たして他のレールを見つけられるのかなぁみたいな疑問もあります。もちろんぶっ壊れない可能性もあると思います。
もちろん、こういった僕が『誰かが用意したレールだだみーっと!』みたいに言ってる道の方が正しいと感じる人も多いでしょうし、そうじゃないと言う人もいるでしょうし、もう適当です! 『人間関係にメリットを求めちゃいけない!』なんて話も聞かなくはないですし、つっても僕はメリットを提示出来る人間であり続けようとこれからも頑張りますし、まぁそれもまた適当ですw!
というわけで、たった一人で年末の疑問はっちゃけ大会でしたー。ちなみにメルマガの方では毎回こんな疑問ぶつけまくりなので、興味あれば登録どうぞー!
ではでは皆様、(最後か分からないけど)良いお年を〜!