海外で仕事がしたい人総勢118人と話した僕が感じた、伝えた、お願いしたこと色々

留学

こういうのって、ぶっちゃけ情報商材とかにして、「日本人WEB制作者(僕)が海外移民するまでの軌跡」みたいな感じで出せばウケるかなーとか考えることがあるんですが、なんかこれをお金設けの為に誰かに伝えようとは思わないし、価値も無いと思うので、記事にさせて頂こうと思います。

これから先、何度でも伝え、考え、共有したいと思っている内容になりますので、僕のこういったカナダとか海外ネタの話しが嫌いって方は、是非スルーの方向で見て頂ければ幸いです。正直、この内容を書くことで、面白くないと感じる方も多いでしょうし(国内外問わず)多くの反感を買うであろうことは目に見えていますが、それでも僕は僕の理想のために書きたいと思っています。

とーいうことで、この記事は『海外で活動したい』と思っているクリエイターに向けた記事になります。語学留学生向けじゃないですし、何があろうと日本で頑張る!という志を否定したりなんか間違ってもしません!「自分の事じゃないな」と思われた方は是非スルーの方向でお願いできれば幸いです!

 

バンクーバー(だけじゃないけど…)渡加志望のWEB屋/クリエイター118人と話して感じたこと/伝えたかったこと

このブログを開設して今月で9ヶ月が過ぎました。この間、僕の元に相談のあった海外渡加希望のクリエイター数は総勢で118人に上り、下は中学生から上は50歳近い人まで様々。その人達全員が嬉しいことに何かしらのクリエイターやデザイナーを名乗る方々でした。まぁ、僕のブログがWEB系のブログなので、そりゃそっかーって感じですが。

彼ら、彼女らの話しをずっと聞いていると、カナダ(or 海外)で働くということに、なるほどと思うことや、違うと思うことなど、色々考えることも多いので、まぁ、忘備録的にちょっと記事にさせてもらおうと思いました。

 

世界を股にかけるという言葉のなんと敷居の高く、無意味な事か

「いつか世界を股にかけたクリエイターに…」、世界を股にかけるという言葉が、『日本以外のどこかで仕事をする』ということなのであれば、今や誰でも出来ます。先月、日本に帰国した時も同じ話しをしましたが、僕自身、学歴も職歴も技術も語学も情報も、何も無い無いづくめの状態でカナダへ渡りました。良い大学を出してもらったわけでも、ましてや当時20代そこそこだった僕に経験だとか言う物が伴っていたかと言えば全然そんなわけじゃなかったわけです。

僕は正直、頭は悪かったし、飲み込みも遅い、何があったかと言えば思いっきりの良さと、若さ故の図太さがあっただけでした。

そんな僕でも日本国外で活動し、終いにはカナダ移民するに至りました。(※移民/永住権は国籍を変えるということではありません。)

「世界を股に掛ける…」これは手段であってゴールではありません。こんな物を将来の夢にしてはならないと僕は感じましたし、誰でも出来ることであることを僕は相談してくれた人に伝えてきました。

 

学生A:『海外に行きました!!』→採用担当:『…で??』

たまにいます。海外に行ったら自然と日本でもヒーローになれると信じている人が。もしくは、「世界観が変わりました!」や「視野が広がりました!」といった超曖昧な言葉で終わらせる人達。

ぶっちゃけ、「何しに行ったの?」って返したく成る人が8割かなと思います。僕がそういった感性的な考え方が不得意だからということもあるのかもしれません。ただ、留学した日本人の友達やら同じ世代の人達が、留学から何かを得て実利になってる(というかぶっちゃけ職に役立ってる?)人をどれだけ知っているかって聞かれると、ちょっとクエスションですね。仲間意識はすごく強くて、僕自信ものすっごい楽しかったです。それも良かったし良い経験だったのかもしれませんが、言語習得も、友達作りも、日本で出来ることじゃねー?って思うのも事実です。

だから僕は個人の意見ですが、海外に行っただけでは何も変わることは無いと思っています。無駄に時間を浪費するに等しいかと。どんな経験を積み、それが自分にどんな実利をもたらしたか、スキルなのか、人脈なのか、政治面での見解なのか。それは人それぞれですが、海外に行っただけで何かが変わるだろうと思う考えは、僕は違うと感じています。

 

って言ってる僕はそう思ってましたがねー!まぁ、現実は違ったってことでひとつ…

 

必要なのは情報と図太さ

僕自身もそうでしたが、英語がしゃべれないからという理由で何度も何度も悔しい思いをしてきましたし、4年経った今だってしてます。それを心配というか懸念する人がとにかく多いですね。っていか、言語の壁完全に取り除くとか無理じゃね?って感じです。

しかし、だから何だって感じです。所詮英語というか言葉なんて、その辺のホームレスだってしゃべれる。僕の場合はそんなことより、自分の作る物に対する純粋な評価で見返してやろうというつもりで頑張ってきたつもりです。

大分前の話しですが、英語べらべらでイケメンDQNな兄ちゃんが僕の英語力の無さを指摘して、言いたい放題可愛い女の子達の前で論説したことがありました。セナはどれだけ適当な英語を話しているかとか、セナの英語を反面教師に頑張れとか。ぶっちゃけ事実でなるへそ~って思うでもありましたが、まぁ正直あの偉そうな態度には腹が立ちましたね。

しかし、結局英語”だけ”だった彼に仕事は無く、雇用先もなければビザ関連の情報もない、女の子を口説くだけ口説いて日本に帰っていきました。彼もまたカナダでの移民や生活を目的に渡航していた分、正直勝ち誇った気分でしたね。最後にこの地に立っていたのは自分だと。(← なんて心の狭い奴だ∑( ̄ロ ̄|||))

このビザやらなんやらの情報は複雑で変化が激しいので、今じゃ僕もついていけないかもですが。僕らは所詮外国人なので、長期で残ることを目指す、または移民や永住権を目指すのであれば、何よりも重要なのは情報だったり、他人(同じ人種?)から知った経験が命綱になることが本当に多いです。

そして個人の経験から、何よりも大事な物は、言葉が通じなくてもグイグイ意見を述べようと、聞き出そうと切磋琢磨出来る図太さかと感じました。恥じかいたっていいじゃないっすか。どうせ見てるのはその辺の知らない人たちか、可愛い女の子です。笑われたから日本のテレビで全国放送されるようなことは絶対にありません。

最後に笑うのはいつだって自分という考え。これが僕の目指す図太さであり、たった一人海外に出て得ることになったある種の強さになってくれたんじゃないかと自分では思っています。

そいやぁこの辺、自分の作ってきた物を笑われたり貶されたりの経験があるクリエイターの人は強い/すごいと感じたりするっすねー。

 

僕が相談を受け続ける理由

このお願いを僕は相談をくれた人たちにさせてもらっています。僕はWEBディレクターとしてフリーでも活動をしていますが、僕には制作に携わる仲間が常に必要な状況にあり、そんな僕が一緒に仕事をしたいと思わせてくれる理想的な人を探しています。

前提として、日本人WEB屋は非常に優れてる、それはクオリティ面だけじゃないサービス精神も仕事にかける情熱もプライドも、物作りに何日も貫徹して没頭するとか、それだけの熱意を自分の作品なり仕事なりに向けられる人種であることを僕は誇りに思っています。(決して、他国の人が出来ないわけじゃないですが…)

しかし、上手く説明できず申し訳ないのですが、人に伝えるための抜けの無い完璧過ぎるプロセスとお客様の意見に左右されすぎな制作者、会社が多いと感じるのも正直な所です。だから、もしカナダ(or 北米?)でWEB制作を志すのであれば、是非そういった仕事を完結するまでのプロセスと効率化、制作スピード、これらの秘訣というか、感覚を是非日本へと持ち帰るなり、カナダでWEB制作者をするなりして、スキルとして得て欲しいと僕は個人的に考えています。

つまるところ、日本で培ったクオリティとプライドを持ちつつ、北米式の効率化と仕事完結へのプロセスを知る人。これが今、僕が一緒に仕事をしたいと思わせてくれるクリエイター像です。(あくまで『僕の』です。)

だから、まぁ一文でお願いするなら「僕は自分の知る情報や知識は全てひけらかします。相談料とかお金を取ることは一切しません。ただし、将来的に一緒に仕事をするチャンスをください。」って感じっすかね。もちろん絶対ってわけじゃないですし、僕の実力や実績が伴わないといけないのは重々承知です。偶然に偶然が重なったような機会でいっすわ。でもその機会こそ、僕にとってはなによりも重要な人たちとの繋がりであり、食いぶち(?)であり、なにより僕自身が幸せにWEB屋をするためのキッカケになってくれると僕は信じます。

ま、ようするに僕なりの人脈作りの一貫って感じで捉えてもらえればと(笑)

でもこういった、日本人のクオリティとプライド、そして北米で培う仕事スタイルと効率化、これらを合わせ持った人たちが後から後から増えて欲しい、そして僕と一緒に将来的にで構わないから仕事をさせてもらえないかなーと思うからこそ、僕はこのサイトで無料相談を受け続けてきました。僕でも海外で仕事をするとか、市民になるとかできちゃった事実なり理由なりを伝えてやる気でも出してもらえれば良いかなと。僕に出来て、皆さんが出来ないこと無いと知って欲しいなと思っています。

そのため、僕がカナダに来て仕事さがして移民して、その経緯の全てを相談してくれた人には伝えていきます。情報さえあれば見えてくる物です。本気の人であれば、いつでも連絡ください。

 

(お願い)カナダ以外の方の話しを聞いてみたい

関連して、もう一個お願いがあるとすれば僕は基本的にカナダのことしかわかりません(移民大国であるカナダは様々な国から人が来るので、沢山の国の現状は知ることができますが…)なので、是非実際にどっか他の国でWEB制作者として今活動されている方ともコンタクトを取り、様々な国の実情を知りたいとも常に考えています。

是非とも、そういった方々からの連絡もお待ちしておりますので、何かしらの意見/情報交換をさせて頂ければすごい嬉しいですね!

 

最後に

ここまで、とりあえず書きたいことを選んで書いてみました。全部海外で活動したいと思わなければ無駄すぎる、おまけに僕個人の意見でしか無いお話で恐縮です。

前回日本に帰った時、この辺りの話しが聞きたい人のなんと多いことかと思ったのと、最近の相談の増加傾向から、もしかしたら書いておいていいかもなと思ったわけですが、カナダや海外で仕事できたとして、それがスタートラインであることも同時に覚えていて欲しいです(だから、僕も今スタートラインみたいな物です)。正直大変だと思います。言葉通じないとか、友達が少ないとか、日本帰りたいとか、悩むことなんか日本にいた頃より多いかもしれません。

しかし、今僕の眼前にはカナダと日本のどちらでも仕事ができる、活動することが出来る権利があるような物、そして、このブログでもちょくちょく取り上げさせてもらっている効率化やスピード感と言った物は、僕自身見返りが確かにデカイと感じたのも事実だと思います。

 

 

いやはや、なんともまとまりの無い記事ですね、書きたいことだけ書くとこうなるのかって今日初めて知りました(汗)以後気をつけます。

本当はもっともっと書きたかったのですが、これ以上書くと止まりそうに無いし、原稿用紙山積みで本出来るレベルかと思うので止めます。

こういう思いと考えで、こういう人に相談してきて欲しいということが書きたかったので、まぁ、個人的にちょっとすっきりしました。

自分の考えを押し付けるような記事で恐縮ですが、これから先も僕はバンクーバーでWEB屋として活動していければと思いますので、是非ともよろしくお願い致します!

 

ってことで、今後相談あったらまずココ見てもらおー。

つか、関連リンクで気づいたけど、同じようなこと以前書いてたわ…(汗)まいっかー。

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