なぜ僕は本が嫌いで、どうして僕は本が好きになったか/僕の人生を変えた本

考察

さて、皆さんは本読んでますか?僕、実は数年前まで本って大っキライでした。長いし、高いし、「どうせ他人のお話でしょう?」と何かひねくれた事を考えては、本を読まない自分を全力で肯定していました。

そんな僕も、今では読書大好きっ子です。きっと本好きな皆さんって、「自分が本好きになるキッカケ」ってあると思うのですが、今日は僕がこの本を読んで、本を好きにさせただけじゃなく、人生の岐路に立った時様々なヒントをくれた、僕の人生においておそらく最も大切な本をご紹介させて頂ければと思います。

しかし、先にお断りしておくと、僕自身本のレビューとかほとんどやったことが無い初めての試みで下手糞なご紹介になるかもしれません。しかし、僕がバンクーバーに来ることを決心した時、ブログを始めようと決心した時、とてつもなく辛いことがあった時、いつだって僕を正しい道(だと思っている方向)に導いてくれたのは、この本のお陰だと思っていますので、是非紹介だけでもさせてもらえると嬉しいです!

 

魔法の糸/モラル・コンパス

 

いきなりですが、今日ご紹介したい本の2冊です。この本には、世界中の寓話、説話、逸話の様々なお話が集められている本です。この本自体はかなり分厚いのですが、少年少女達の道徳の手引きとなることを目的に書かれたこの本は、一つ一つの章節が非常に短く、お話によっては3ページくらいで終わります。読み出せば分かりますが、とにかく読みやすいです。

この本の目次だけ、先に紹介させて頂きましょう。

魔法の糸

  1. 自分に厳しくなる「自己規律」
  2. 人にやさしくする「同情」
  3. やるべきことを成し遂げる「責任感」
  4. 友達を大切にする「友情」
  5. 一生懸命働く「仕事」
  6. 困難に立ち向かう「勇気」
  7. つらさを乗り越える「忍耐」
  8. 素直な心をもつ「正直」
  9. 誠意をもち続ける「忠誠心」
  10. 神を信じる「信仰心」

モラルコンパス

  1. 温かな家庭のなかで
  2. 世の中に出る前に
  3. がんばりぬくということ
  4. 思いやりを持って生きる
  5. 母として父として、夫として妻として
  6. 社会の一員として、リーダーとして
  7. 生きる指針を求めて

 

そもそもなぜ本嫌いだったか?

本を読むことが嫌いだった原因は人それぞれだと思いますが、僕の場合は
 

  1. 本を読むことで何が得られるかさっぱりー。時間の無駄じゃね?どうせ他人のお話でしょ?とか思ってた。
  2. 漫画みたいに感情を揺さぶられることがない、自分と重ねられない。マンガだと主人公の目線や感情がよく伝わるから好き。とか感じてた
  3. 本を書いてる人は成功してても、読んだから成功するとは限らないなら、最初から読まない方が良いとか考えてた
  4. 本を読む時間が無いと思ってた
  5. ネットで検索すれば十分じゃん?って思ってた

こんなところでしょうか。要するにつまんないと思ったってたことになると思います。ただの活字の山から感情が起伏したり、『自分もこうなりたい』みたいな感覚を得たことが無かったんですよね。小説とかも読んだことなかったですし、激白すれば人に「この本読め!」みたいなことを言われて本渡されても、目次だけ読んで「読みましたー」とか言ってたあんぽんたんでしたゴメンナサイ。

 

本を読むこと、誇るべきは量なのか?

僕は小さい頃、自分は本を読む量が多いことを誇りに思っていました。ただ当時は“読む量”に重点を置いていて、読むことで“何を得られるか”を考える機会が無かったような気がするんです。

小さい頃は、本を読んだ量を人に伝えれば、なんとも偉い偉いと褒めてくれる。「読んだ感想は?」と聞かれたらなんとなく覚えてる内容とか、目次の意図だけ汲み取って答えればその場は乗り切れるから、適当に答える。

当然、そんな果たして意味があったか分からない読み方をしていたものだから、少なくとも僕は大人になって読書なんか好きになれるはずがなく、「あんま意味ねーよな」なんて考えていたような気がします。

そんな読書嫌いまっしぐらな僕が、今回ご紹介させて頂く『魔法の糸』と『モラルコンパス』という本を手にしたキッカケは正直覚えていません。誰が買った本なのか、誰が勧めてくれたのか、気がついたら実家に置いてあって、気がついたら読んでいました。

ただ、この本を読んだ後、自分とその本に書かれていた事を比較してみて、いかに自分が浅はかな人間なのかを知った時の驚きだけはしっかりと覚えています。

 

迷った時、辛い時、悲しすぎてのた打ち回りたい時、全部この本がヒントをくれた

別に道徳心だとか、人としてのモラルだとかそういうのはそういうのはよく分からないのですが、この本は本当に今の自分の行動や考えと比較して読むことが出来る本だと感じました。
 

  • どれだけ頑張っても結果が出ない = 『魔法の糸』の“つらさを乗り越える「忍耐」” or 『モラルコンパス』の”がんばりぬくということ”
  • 新しいことに挑戦したいのに、一歩が踏み出せない = 『モラルコンパス』の“世の中に出る前に”
  • 上京するから田舎を出なければならないけど、友達と離れたくない = 『魔法の糸』の”友達を大切にする「友情」”
  • 明日から後輩ができるけど、どう接したらイイか分からない = 『モラルコンパス』の”社会の一員として、リーダーとして”
  • 上司との関係がうまくいかない = 『魔法の糸』の”誠意をもち続ける「忠誠心」”
  • 色んなことに腹が立って仕方がない = 『魔法の糸』の”自分に厳しくなる「自己規律」”
  • 自分が何をしたいのか分からない = 『モラルコンパス』の”生きる指針を求めて”

全部僕が遭遇したシチュエーションですが、誰もが一度は遭遇したり、考えたことがあることばかりじゃないでしょうか?人が普通に生活する上で、様々なヒントをくれるお話の数々には、何度助けられたかわかりません。

僕にとって、今現在僕が好きな本の定義があるとすれば今の自分と比較した時、何か発見のある本と、言い換えることが出来ると思います。

 

僕のバイブルになっているお話を幾つかご紹介 – 『モラルコンパス』より

この2冊の本からは沢山の事を学びましたが、僕が今でも辛い時、不甲斐ない時なんかに思いだすお話が3つあります。

人種の壁を打ちやぶった男

黒人メジャーリーガーとして活躍した、ジャッキー・ロビンソンのお話。当時はメジャーリーガーのほとんどが白人だった時代に、黒人プレーヤーとして活躍するジャッキー・ロビンソンの受けた迫害と罵倒の数々に耐え抜いた時のお話。

自分の今している苦労が、どれだけの物なのかを考えさせられるお話でした。今バンクーバーで頑張れているのは、このお話のお陰と言っても過言ではありません。自分のしている努力と比較できる、誰かの努力を知っておくことは、僕にとって大きな心の支えになってくれたように思います。

全8ページ

彫刻家とシスティナ礼拝堂

ローマのシスティナ礼拝堂に大天井画を書いたミケランジェロのお話。

誰だって一度は失望を経験したことがあると思います。自分が今やっていることが評価されなかったりすれば、誰だって失望すると思います。じゃぁ、ガッカリしたままでいいのか、諦めて本当にいいのか。そんな自分と照らしあわせて読むと、何か見えてくるかもしれません。

全10ページ

ベトナムの少年

自分の命を捧げることで、友達を救おうとした少年のお話です。(筆者が実話としてベトナムで耳にしたお話ですが未確認らしい)

自分が同じ立場に立たされた時、どうするのかを考えるととにかく胸が締め付けられる思いがするお話です。友達じゃなくて、親族だったとしても、同じことが本当にできるのか。フィクションではよく耳にしそうなお話ですが、実話(かもしれない)とされるお話から受けるこの短すぎるお話から考えさせられることは膨大でした。

全4ページ

これら3つのお話全部、なんと10ページ以内で読むことが出来る物ばかりです。本を読むことが嫌いだった僕にしてみては、この短いお話の中から得たことの膨大さは大事件でした。

 

以上、僕が本が好きになるキッカケとなった本を2冊ご紹介させて頂きました。今回はWEBネタじゃないのでそっとスルーするノリで。

しかし、最近というか僕の弟や妹の世代になると、もはや携帯やパソコンが一般化しまくっていて、本なんかろくに読んでない人が多いと思います。僕自身も、大人になって仕事を始めてから数年前までは、忙しくて読んだ覚えが全然ありません。

しかし、ネットで検索したり、まとめサイトとかなら探さなくても仕入れることの出来る情報であるネット経由の情報と、読書から得られるものは全く別物だと思っています。そして、本を読まない人の多くは、ネットで事足りる、本を読むことの意義を知らないことが多く、ちょっと残念なんじゃないかと。

場合によっては、読書という行為によって、人生変わったり、海外出ることになったりと多くの学びやキッカケを作ることもあるんだよということが言いたかったわけですが、ごめんなさいうまく説明できません!

とりあえず、再来月くらいに一度日本に帰国しますが、実家に帰ったらそっとテーブルの上にこの2冊を置いて、弟たちも自然と必要としてくれる時が来てくれればいいなーと思い、そして、願わくば僕に子供が出来た時、同じように気づきと一緒にこの本を手にしてくれる時がくればいいなーとか、勝手な妄想を炸裂させた僕のバイブルご紹介記事でした!

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